西川淑雄 Yoshio Nishikawa

2008/5/16 15:02 投稿者:  sekichyo
この作品は人間全ての条件が凝縮されようとしているのです。それは精神的(人が人として在ろうとする情念など)又物理的(胴体に手、足、頭などがついて、そのいろいろな動きによって物理的条件が生じてくる)な事を意味するものなのです。
トルソを見ると、なぜ手がないのか 足がないのか 頭がないのかと不思議がる人がいます。そのような方には是非じっくりと見ていただきたいのです。私の持つ人間という“観念”を一つの彫刻として具現しようとする行為を、この行為というものがいかに大事なものであるかということを、それは観念からの脱出につながるからです。
先ず始めに、私の中になにか輝いたというその記憶だけを頼りにその観念的な形を具現化することによって、私がよりいっそう確立された私自身を形成していくのです。顔の表情が、手、足、のしぐさがなにかを語るのではなく、そのひとつの固まり(彫刻作品)が人間の全ての条件を語りかけてくるのです。
左手を横に出し、左足を前にあげ、もうそれだけでそこにはいろいろな表現(彫刻にするための方法論)が実在するのです。
もちろん人体を構成する筋肉、骨格も無数の動きをあらわにしてくるのです。その感動が私を彫刻へと向かわせているのでしょう。シンポジウムというのは期間が短い。その中で100%の思考力をださなければならない。私は私のやり方で私を表現しようと思います。
作品名【Composition】
作品名【Composition】
制作会場にて
制作会場にて
西川淑雄 Yoshio Nishikawa
西川淑雄 Yoshio Nishikawa
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